血糖値が高いとかかる病気は

血糖値が高い高血糖という症状は、検査をすれば数値として血糖値が高いという症状が認められますが、具体的な自覚症状が殆どありません。ですから、気づかぬうちに悪化していることも多々あります。高血糖では自覚症状が殆どありませんが、放置していると、やがて糖尿病へと繋がります。

糖尿病に発展すると、糖尿病が併発しやすい合併症を発症する危険が増大します。糖尿病も、のどの渇きや頻繁な空腹感などを感じる程度で、軽症の間は殆ど自覚症状がありません。しかし、糖尿病から併発する合併症は大変危険な病気ばかりです。

高血糖の人は血圧が高くなりがちで、高脂血症や高血圧症を併発しやすくなります。高血圧は心筋梗塞や脳卒中など、発症したら、即、命に重大な危険を及ぼす病なのは誰もが知るところですね。高血糖の人は動脈硬化が原因で起こる脳梗塞や心筋梗塞になる危険度が、一般の人の2~4倍にも増大するといわれています。

また、糖尿病は糖尿病性網膜症という病気を発症しやすく、糖尿病性網膜症は最悪の場合、失明してしまいます。

糖尿病が発症して4~5年で、半数近くの人が糖尿病性網膜症を発症するともいわれている怖い病です。糖尿病性神経障害は、特に手足の末梢神経がおかされることが多く、手足の末端から壊疽していくケースもあり、最悪は切断せざるを得なくなります。

他にも、糖尿病性腎症は、その名の通り、腎臓に障害が出る病です。腎臓に障害が出ると、体内の老廃物を排出する機能が衰えますから、様々な肉体的不具合が起きてきます。



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